Touchdown地球ごと

趣味は現実逃避です

夢と現実のうらおもて KinKi Kidsのコンサートに行ってきた

2016年あけましておめでとうございます。

お正月は親族で集まったりこたつでぬくぬくしている人々が多い中、私はほぼ毎年東京ドームへ足を運んでいる。

そして今年も行ってきました「2015-2016 Concert KinKi Kids」@東京ドーム。ブログ開設記念すべき第1回目の記事はKinKiライブの話である。

 

今回のライブは大阪で2公演、東京では大晦日と元日の計4回行われたが、わたしは元日のライブにしか参加していない。また、今年はアルバムの発売が無かった為、過去作品の中からセトリが組まれることになる。わたしはこのアルバムを引っ提げないライブが好きだ。イントロが流れてこの曲歌うんだー!うわっこの曲懐かしい〜とセトリにドキドキすることが好きなのである。だから今回も事前にセットリストのチェックはしていない。唯一知っていたのはオーケストラやダンサー含めて200人程の出演者がいるということ。KinKiコン、すげぇー。

 

元日のコンサートは5分程押して開演した。会場内の照明がふっと消え、観客の歓声が沸き上がると、なにやらぞろぞろと人々がステージ上に登場した。こ、これが噂の出演者たち?すげぇ、めっちゃいる…

そして、開演した。

大体のコンサートは開演したと同時にオープニング映像が流れることと思う。しかし始まったのは大勢のオーケストラ隊、コーラス隊、バンドによるなにやら壮大な音楽。あれ、わたし今日ウィーン・フィルハーモニーを観に来たんだっけ?小澤さん(指揮者)出てくる?あれ、今日KinKi Kidsだよね???思わず「な、なにが始まるの…」と声に出してしまっていた。しばらくすると画面に光一さん剛さんの映像が流れて安心した。

そして壮大なオーケストラやら管楽器やらコーラスやらの音楽に乗せてスタートしたのは最新シングル『夢を見れば傷つくこともある』である。

お、重い…

思わず大文字フォント使っちゃう。(いや、本当は使ってみたかったんだ)こんな盛大に「夢を見れば傷つくこともある」と歌い上げられちゃったら「そ、そうだよな…」としか言えない。KinKi Kidsはやはり重い。(ディスっているわけではない)

 

そして3曲目の『やめないで、Pure』で事件は起こった。これは後々のMCで2人から説明(言い訳?(笑))と再現が行われたのだが、まぁ一言で言うと光一さんが移動を間違え2人の立ち位置が思いきり被ってしまったのである。光一の真後ろにつよし。観客ややざわざわ…である。そして光一が後ろを振り返った瞬間の歌詞がちょうど「狂おしいほど君のことを愛しているから」の部分であった。沸く観客。雪崩笑顔の光一。やってもうたなお前な笑顔のつよし。ナニコレ。

 

ちなみにMCではこう言っていた。

 

つ「立ち位置入れ替わろうと移動したら何か目の前にきらっきらした壁あるなぁって」

光「俺も何か(後ろの)ダンサーさん近いなー。今日ピンスポ多いな〜あっ俺誕生日だからかな!?って(笑)」

 

カウコンでも歌ったため頭の中がぐっちゃぐちゃになってもうた、とのことらしい。

 

またまたオーケストラの音楽に乗せて歌う『もう君以外愛せない』(これもなかなかの重さ)、マーチングバンドとコラボして歌った『情熱』などがあり。きました!!!!『Misty』!!わー!この曲とっても好き!!!そしてそのあとは『Kissからはじまるミステリー』でわたし大興奮。「きーみがっ欲しい♪」\フッフー!/ のノリとか超アイドル。っていうかコール&レスポンス的なノリこの曲しかなかった。「君が欲しい」の時に指差すつよしさんがまじでかっこいい。あげちゃう。全然わたしあげちゃう。っと言いたいところだがこの時光一さんを指差していたらしいですね。ナンナノ。しかもこの時ムービングステージに乗って2人だけで踊って歌うんですよ。バックもいないんですよ。2人しかいないんですよ。尊い。

 

更に続けてでました『ジェットコースター・ロマンス』。昨年のライブからこの曲ではつよし先生のペンライト講座が始まった。花道(今回はアリーナ周りにぐるっと一周花道があった)を歩くつよし先生はペンライトを取り出し、曲に合わせてあやまんJAPANのようにペンライトを振る。それを真似る5万5千人。5万5千人のポイポイポポイピーである。しかし誰よりも全力で踊っている堂本光一(37)。「休むな!!!!」と手を休ませようとするオタクに厳しく喝を入れる堂本光一大先生。言っておくけどこれ、めっちゃ楽しいです。

 

前半の曲が終わり、やってきましたMCのお時間。今回はなにやら大阪公演からMCでは30分を超えないようにタイマーが設置されたらしい。いやいや30分なんて短すぎでしょ…って思ったけど普通に考えて30分のMCって長いよね。

以下、MCで覚えている部分を。(言葉はあくまでニュアンスということで了承願います)

 

●東京ドーム公演18年目

光「今年でドームで公演やるの18年目らしいですよ。」

つ「すごいよね。家族で言ったら大家族ですよ。」

(なぜ家族で例えた?)

 

●毎度おなじみ黄色い歓声の話

光「カウコンではね〜、ほんっとに黄色い歓声が!!」

客「きゃー!!!(精一杯黄色い声だしてもかなり声が低いw)」

光「ハイ!無理しなーい!!ぜんっっぜん無理でーーーーーす!!!!!!!」

光「まず!!光景が全然違うから!!!!!」

つ「日本の四季で捉えるとね、日本には四季折々あるじゃないですか。」

光「カウコンはカラフルで夏っぽいんですよ。ポップで。今は………秋?」

つ「和菓子………みたいなね。」

(つよしさんまで)

 

●disる

光「毎回こうやって(お客さんを)ディスってますけど…」

つ「え、ちょっと待ってディスってたん?ネタとかだったら止めないんですけど、ディスってたんですか??」

光「ちがう、こう〜〜皆さんへの感謝!信頼!関係性があるから言えるんです」

(光一さんがディスるという言葉を知っていることに驚き)

 

●初めての窓付き楽屋に喜ぶ光一、光一の為なら窓にだってなるつよし

光「俺今日18年間ドームでやってきて、初めて!!窓のある楽屋になりました!!!!(両手を上げてガッツポーズ)」

つ「あそこいつも空いてるんちゃうん?」

光「あそこいつもはふぉ〜ゆ〜が使ってんねん。俺のところにふぉ〜ゆ〜は狭いやろうし…」

つ「いやそんなん2人ずつにさせてあげたりすればええやろ?俺の隣の部屋だって空いてんで?あれ光一の部屋にした方がええよ!例えふぉ〜ゆ〜が…ふぉ〜ふぁいぶが出ても光一が窓のある楽屋が良い言うなら俺がそうさせるよ。」

(ちなみにふぉ〜ふぁいぶだと45になってしまうのでそれを言うならふぁいぶゆ〜である。)

光「俺なんでいつもあんなに狭い楽屋にいたの?」

つ「俺はもうちょっと広いところにってお願いしたで。ちゃんと申請したねん」

光「俺だって言ったことあるけど「光一ごめん!」って。」

つ「それは当時のマネージャーが仕事しなかっただけや。俺がマネージャーなら窓のある部屋を提供するよ。もしくは窓をこう(窓のフレームを持つジェスチャー)持つ。」

光「いや〜〜窓があると心が広くなるね!!おでこも広くなる!」

つ「いやおでこはいいよ。」

(つよしさん男前すぎ昇天)

 

●またトニーがしくじった

光「今年もトニーのやつがしくじったな〜〜!」(カウコン「アンダルシアに憧れて」より)

つ「第三倉庫に8時半って毎年言ってるんですけどねー。スマホとか持たないんですかね、地図とか」

 

●カウコンの愚痴が止まらない

光「今回タキツバの『夢物語』も歌ったじゃないですか」

つ「もう何物語かわからん。月やらなんやら〜」

光「早口やしな」

つ「はな〜♪↑のとこしんどい。聞こえ〜♪↑も」

光「俺下ハモやらされた」

 

つ「トラジハイジもやって。あれやで、これ儲かるんちゃうかで「修二と彰」やってるからね。そしたら後から出て来てキャーってすごい歓声でなんやねーんって」

つ「太一くんとどんなフリでしたっけ〜ってやってたら裏で長瀬が一生懸命(ファンタスティポの)フリ練習してた」

光「あいつ偉いよなぁ〜(笑)」

 

●お年玉をつよしにせびる岡田くん

つ「初詣で岡田に会ったらなんかいきなり「お兄ちゃん〜」って。「お年玉くださいよ〜」って。なんでお前にやらなあかんねんって言ったら「お兄ちゃんみたいなもんじゃないですか〜って。」

光「あいつ稼いでんのにな!」

 (光一さんゲスい)

 

●ファンはお洒落をしてこない

光「これ大阪のときに聞いたんですけど。今日はコンサートだからお洒落して行こう♡って気合いいれて会場に来た人って聞いたらもう、パラッパラしかいなくて。えぇー?って」

つ「たくさん手が挙がったのを見て、いやお前らのことなんて見てねぇよ!ってやろうとしたんですけどね(笑)」

光「せぇへんのかいっ。ちょっとはせぇや。」

(だってどうせ見てないじゃん)

 

●現実を突きつけるアイドル

光「いいんですよ、ライブ中は何を思っても構いません。我々を彼氏だと思っても構いません。その代わり終わったらきっっぱり別れます!!!!!!」

つ「きっっぱりね」

(ライブ中にきゃー!わたしの彼氏が歌って踊ってる〜〜!だなんてこと考えたことないから安心してください光一さん)

 

肝心の光一バースデーパーティーは100人近くのオーケストラやら管楽器やらフラッグ隊やらが演奏するバースデーソングだった。誕生日プレゼントはつよしと色違いのPボーンと超入門トロンボーン教本。これは映像で見た方が絶対いいのでぜひDVDが発売されたらチェックしてほしい。

 

●曲かMCか

光「さてそれではそろそろ次の曲を…」

客「え〜〜〜〜」

光「なんやねん!じゃあ歌う曲を減らしてこのままMCやるのとどっちがいい?このあと「SNOW!SNOW!SNOW!」とか歌うけど!あ、「愛のかたまり」を歌うのやめるか!」(遠慮なくネタバレをする堂本光一(37))

客「え〜〜〜〜!!」

光「わっがままやなぁ!!!!…いいんですよそのわがままを叶えるために僕たちがいます」

 

結局30分タイマーは無視して40分以上あったと思う今回のMC。MC終わりの映像コーナーは『Harmony of December』のPV映像。PVに出てきた男の子と女の子が10年の時を経て再会するストーリー。そしてそのまま巨大スクリーンにPVに出てくる宇宙船が登場して始まるHarmony of December。こんなん素敵に決まってる。っていうかHarmony  of Decemberから10年経ってるってやばい。(2006年発売)

ハモデの後の『SNOW!SNOW!SNOW!』では雪をイメージした紙吹雪が舞っていて。もう2人めっちゃ尊い。KinKi Kids尊い。

『愛のかたまり』もめっちゃ尊い。1番はMアルver.のあの無理心中パターンのやつ。尊い通り越してる。もうXmasなんていらない。(色んな意味で)あと2番かな?間奏部分かな?で踊ってた。愛かたで踊ってるの久々に見た。

 

アンコールでは「KinKi Kids KOICHI」「KinKi Kids TSUYOSHI」と書かれた気球のような飛行船のようなものにそれぞれ乗って登場。天井近くまで浮く飛行船。めちゃくちゃ高い。2人に見下されるオタク。飛行船が上昇している時は手すりにぎにぎしていたつよしさんだったけど上の方まで上昇し終わったら天井席のお客さんに両手で手を振ってた(感涙)。

アンコール曲が終わり「たっかいよなぁ〜」とつよしさん。「高いところが割と平気な俺でも怖かった」と光一さん。天井の方まで来てくれてありがてぇほんとありがてぇ。

 

そして最後のMCでこんな話があった。

 

つ「剛派とか光一派とか色々あるんか知らんけどそんなしょうもないことやめてKinKi派でいてください。 シンプルにKinKi Kidsを愛してください。バカボンのパパで言うなら、それでいいのだ。KinKi Kidsを愛す、それでいいのだ。」

つ「それでもごちゃごちゃ言う奴はそこに並んでください。全員ビンタする。……そのあとにちゅーもしちゃうかな」

光「おれ無理やわ〜〜〜〜〜」

つ「そのあとパストリーゼするけどね」

光「消毒ね」

つ「消毒」

 

光「今年はいつもより会える機会が増えるかもしれない。約束はする。でも約束を破ってしまうこともあるかもしれない。」

つ「色々察して。俺たちがあれやりたいこれやりたいって言って実現できていたら、もっと(KinKiとして)活動してるでしょ。」

 

こんなことをアイドルがわざわざMCでファンに言ってくれることってある?KinKi Kidsの活動が少ないこととか、ファン同士の争いのこととか、きっと知ってて、わたしたちを安心させようとしてくれているのか真相はわからないけど、わざわざ破ってしまうかもしれない約束をしてくれて。「楽しかったありがとうーセンキュー」とだけ言えばいいラストのMCでこんなことを言ってくれる。約20年築き上げてきたファンと2人との信頼関係があってこそ、だと思う。

 

そしてこんな話も。

光「新聞に紅白とかあったけど。実現したらココ(東京ドーム)でやるの最後やで。(寂しそう)」

つ「なに?」

光「剛くんは紅白に意欲的って新聞に書いてあったけど…(寂しそう)」

つ「はぁ?お前なに新聞信じてんの!??聞かれたからそうですねって答えただけやん!!メディアより俺を信じろや!!」

光「……おれTVの人だから☆俺は事務所次第ですねって答えましたー」

 

なにもう〜〜〜〜今すぐ床にゴロゴロ転がりてぇ〜〜〜お互いがお互いを大好きなKinKi Kids可愛い〜〜〜〜〜〜ゴロゴロゴロゴロ

コンサート無くなったら寂しいもんね〜〜〜〜それはファンも同じ気持ちだよ〜〜〜〜

 

そしてWアンコールでの本当のラストの1曲は。

光「今回は王道な曲が多かったので、ラストも王道にいこうかと。君たちと我々の王道に隔たりがなければですが」

つ「僕たちがファンのみんなに対してそう思ってるよっていう曲です」

光「『Broken冷蔵庫』です」

つ「おまえ…俺ら歌いながらコイツら壊れた冷蔵庫やな〜〜思ってたらおかしいでしょ」

 

最後に歌った曲は『愛されるより愛したい』だった。(余談だがわたしは『全部だきしめて』を予想していた。)

 

光「どうでした?隔たりありましたか??(客「なかったー!」)みなさんがね、好きな曲とかもね、ちゃんとわかってるんですよ。好きって知ってるけどやらないんです!!!!」

つ「ド変態ドSですね」

 

そしていつも通りに「バイバイ!」っとサラッとステージから退散する2人。

 

今年の7月から20周年イヤーに突入するKinKi Kidsだが、今回のライブで、最後のMCで色々とハッとさせられた。2人が頑張ってくれているのであれば、ファンも一緒に頑張らないといけない。実はわたし自身最近シングルCDを買う枚数が減っていた。最新シングルに限っては買ってすらいない。(ごめんなさい)それなのに、KinKiの活動まだ?今年も4公演だけ?アルバムは出さないの?だなんて言っていたのである。言葉にするだけじゃなくて、行動で示さないといけない。僕たちの活動はみんな次第だって2人が教えてくれた。光一さんがぼそっと「あとKinKi Kidsを何年できるのか…」と言っていた。これからも、20周年のその先も2人にはKinKi Kidsでいてほしい。

夢を見せていればいいだけのアイドルが現実も教えてくれる(突きつけてくれる?)。アイドルはキラキラして夢を与えてくれさえすればいいのかもしれないが、でもそれがKinKi Kidsなのだ。

KinKi KidsKinKi Kidsでいてくれれば、それでいいのだ。

 

 

2015-2016 Concert KinKi Kids(1/1)SET LIST

夢を見れば傷つくこともある

ココロがあったんだ

やめないで、PURE

永遠のBLOODS

フラワー

もう君以外愛せない

情熱

願う以上のこと 祈る以上のこと

ボクの背中には羽根がある

Misty

Kissからはじまるミステリー

ジェットコースター・ロマンス

スワンソング

Alright!

鼓動、千々に

Harmony of December

SNOW!SNOW!SNOW!

愛のかたまり

硝子の少年

雨のMelody

Secret Code

99%LIBERTY

ちがう道、おなじ空

 

鍵のない箱

まだ涙にならない悲しみが

Anniversary

 

愛されるより 愛したい