推しが入隊して1年が経過した話 ①
4年ぶりに自分のブログを開いた。
記事を読み返してみると稚拙な文章もあれば、なかなか面白いな？という記事もある。どう読んでもつまらない記事は下書きに戻した。4年前の自分、ごめん。
4年前の私はSHINeeのDVDを見て非常に興奮したようだが、その後私は実際にSHINeeの現場に何回か足を運んだ。キムジョンヒョンさんに恋に落ちたりもしたし、空に向かって「今日もお疲れさま」と伝えた日もあった。ちなみにテミンちゃんは相変わらず何色の服を着ても似合っていたぞ。＞4年前の私へ
こうして4年間、オタクとして様々な経験を積みつつも、4年前も4年後の現在も変わらず私はオタクである。
そんな前置きはさておき、4年ぶりのブログ更新、何を書こうかと考えた。
NU'ESTのカムバの話？NU'ESTの顔がとにかく良い話？
いやいや、4年ぶりのブログ復活、今の私だから書けることを書いてみようと思った。
そしてタイトル通りである。
推しが入隊して1年が経過しました。
この入隊というものは、K-POPオタクとは切っても切れない現実である。
まだ推しの入隊を経験したことがないオタクも多数いると思うので、推しが絶賛入隊中のオタクの心境を書き出してみようと思う。そして無事に除隊した時に、この記事を見て笑うんだ！えっへん。
私の推し界の中の1人、いいや、この際思い切って言ってしまえ。
私のナンバーワンの推し（費やしたお金も時間もナンバーワン）、EXOのシウミンさんは2019年5月7日に入隊した。
つい先日2020年5月7日を迎えたので、1年が経過したのである。
まずはせっかくなので、入隊前の話にも触れておこうと思う。
時は遡り、2018年2月。
この頃のEXOは『 EXO PLANET #4 The ElyXiOn』で日本ツアーを回り、平昌オリンピックの閉会式でパフォーマンスを披露していた。
この日本ツアーに6公演参加した私は、各地で地方のオタク友達に会い、オタク達で大阪の和室に泊まり布団を並べて敷き、修学旅行気分を味わい、とてもこのツアーを楽しんだ。
「次回のツアーもみんなで和室に泊まろうよ！」なんて話をしたときに、私はふと思った。
「あれ、来年のツアー、 しうちゃん*1っている？」
彼は翌月に韓国年齢で29歳になる。
当時は30歳のうちに兵役にいかなければならないという決まりだった為、タイムリミットが近付いていた。
思えばこの時が私が最初に入隊を意識したときだったと思う。
そんな心配をよそに、シウミンさんが所属する派生ユニットEXO-CBX*2が日本ツアーを開催するという発表がされた。
これが最後の機会になるかも！？と不安に思った私は、5公演参加した。
そのうち1公演はアリーナ最前列になるという幸運も舞い降りた。目すら合わなかったけど。*3
この日本ツアーは日本だけのオリジナル公演な為にスタッフも制作もすべて日本人のスタッフさんだった。日本に1ヶ月滞在して本番までに準備をしたらしく、CBXメンバーも日本公演をとても楽しんでくれたように窺えた。シウミンさんは「初めて日本人の友達ができました」と喜んでいたし、公演と公演の間が1ヶ月空くだけで「韓国に帰りたくない」と言ってくれた。（一生日本にいてくれと思った）
そしてオーラスでは、普段涙を見せないシウミンさんが珍しく泣いた。真っ直ぐ立っていられないくらい泣いていた。（そして私も泣いた）
これがツアーが終わる寂しさなのか、もうCBXとして日本に来ることができない悲しさの涙なのか、本人では無い私にはわからなかったけれども、またしても私は入隊という言葉が頭を過った。
夏になった。夏もEXOは度々日本を訪れてくれた。
私ももちろん大阪で開催されたSM TOWNにも行ったし、a-nationにも行った。
a-nationではEXOがステージを終えて去った瞬間に「来年はもうしうちゃんはいない…」と悟った私はまたしても泣いた。泣きすぎ。友達引いてた。
泣きながらも「釜山で会えるやん」という友達の一言ですぐさま元気を取り戻した。
そう、私は10月に韓国・釜山で開催された「BUSAN ONE ASIA FESTIVAL」に参加した。初めての韓国での現場だった。
このフェスに参加しようと思ったのは完全にノリと勢いだった。先着申し込みが開始される日のお昼頃に、「兵役法改定」のニュース記事が流れてきたのである。詳細はもう忘れてしまったが、入隊のタイムリミットを30歳ではなく28歳に年齢を引き下げる、というような内容だったかと思う。もう一度言うがすでにこの時点でシウミンさんは29歳である。えっ、過ぎてるやん。
釜山の海産物も食べたかった私は「行かない選択肢は無くない！？」という勢いでチケットを取ることにした。今日からチケットの販売が開始されると知ってから4時間後には釜山公演のチケットを確保していた。私は基本的にノリで生きている人間である。
BOFは本当に楽しかった。今までで一番楽しい現場だったと思う。
一緒に参加した友達のおかげで、センターステージ2列目をゲットしたのである。スタンディングだったので内蔵出るかと思ったけど。
あんなに近くでパフォーマンスを見る機会はもう二度とないかもしれない。
ステージの（しかも自分で撮影した）動画は今でも宝物である。
ちなみにこの日、Wanna Oneも参加していた為、後に推しグループとなるNU'ESTのメンバー・ファンミニョンくんにも（一方的に）お会いしているのである。
当時は彼に注目していなかったことが今となっては非常に悔やまれるが、動画には皇族のように手を振るミニョンくんの映像がおさめられている。当時の私、センキュー。
そしてBOFでは遠方でなかなか会えない友達にも久しぶりに会えた。
ジャニオタ時代に出逢い、今ではお互いK-POPオタクとして活躍しているのだが、お姉さんはBOFの時にまさに推しが入隊中の身だった。そんなお姉さんはWanna Oneに会いに釜山に来たという。
兵役経験済み(っていうとなんか意味違うけど)のお姉さんに「もうすぐしうちゃんが兵役行っちゃうかもしれないんです〜」と言うと、こう答えが返ってきた。
「大丈夫だよ〜！絶対他に推しが出来るから！」
お姉さん、超笑顔。
お姉さんは推しが兵役中の間にWanna Oneにハマったという。この時の私は「そんな簡単に推しが出来るわけない」と思った。
そう、現在の私をご存知の方はわかると思いますが、フラグです、これ。
そんなとてもアツイ夏と秋が終わり、冬になった。
しかしこの時点でEXOのスケジュールは何も決まっていなかった。
例年通りだと夏にソウルコンが開催され、アジアツアー、日本ツアーが始まるのだが、この2018年はソウルコンが開催されなかった。ソウルコンが開催されなければもちろん日本ツアーも開催されない。
私の2018年の推し活は前述のBOFで終了した。予定では冬に日本ツアーが開催される予定だったのに。結構絶望した。もう推しに会えない、と思った。*4
そして2018年の大晦日。
EXOはMBC歌謡大祭典に出演した。2018年リリース曲の「Tempo」のステージを披露したEXOだったが、間奏部分で突然シウミンさんのソロパフォーマンスが始まった。
おかしい、と思った。ファンの私が言うのも少し寂しい話だが、彼は事務所に推されているわけではないし、メインボーカルでもメインダンサーでもない為、カメラに映る回数もいつも少ない。（カメラに映らない彼を探すのも個人的にライブの醍醐味である）
そんな彼がこんなに焦点に当たる機会なんてなかなか無い。
これは何かある、と思った。友達からも「しうちゃんどうしたの！？」と連絡まで来た。
あぁ、これはいよいよだな、と悟った私はまたしても泣いた。泣きすぎで怖い。
年が明け、2019年。
VアプリでEXOの特別番組が開始された。メンバー1人1人に焦点を当て、メンバーが好きなことを自由にやる番組*5だったが、そのトップバッターの主人公がシウミンさんだった。
おかしい、しうちゃんがトップバッターなんておかしい。
この辺りからもうなんとなくオタク達も「しうちゃん入隊するんだな」とみんな悟っていた。
そして2月。
突然「EXO-CBX日本ツアーまたやりまっせ」のお知らせが飛び込んできた。どうやら前年のツアーのスペシャルエディションらしい。
正直私はとても複雑な心境だった。
このツアーが推しに（一方的に）会う最後の機会ならば、EXO-CBXとしてのシウミンではなくEXOのシウミンに会いたかった。どうして2018年の空白期間にEXOのツアーをやらなかったんだ、と事務所を恨んだ。
実は2月にソウルコンが開催されるという噂が2018年の冬頃に流れた。あくまでも噂だし…とは思いつつも、発表されてからでは色々な手配が遅いため、私は飛行機とホテルだけ押さえていた。結局ソウルコンは開催されなかった。飛行機とホテルはキャンセルせずに普通に韓国旅行を楽しんだ。
これが最後だ、と覚悟を決めた私は、もちろんEXO-CBX日本ツアーのチケットを取った。そして3月にシウミンさんは30歳を迎えた。
そして、2019年4月9日に現役入隊の公式発表がされた。
とまぁ、だいぶ長くなってしまったので今回はここまでにしようと思う。まだ入隊すらしてないっていう。懐古してたら楽しくなってしまって、ついつい長くなってしまった。年を取るとどうも懐古しがち。
この内容で2つの記事になるとは思っていなかったけど、まぁいいでしょ。
では、②に続きます。
*1:シウミンさんの愛称。本人もとても気に入っているようで、シウミンさんの好きな日本語は“しうちゃん”だとインタビューで答えていた。可愛い。
*2:EXOのメンバー、チェン、ベッキョン、シウミンの3人からなるユニット。EXOは宇宙からきた宇宙人の設定だが、CBXは人間らしい。
*3:一応自分にフォローはしておくと、私のうちわは見ていた。恥ずかしがり屋さんなのでシウミンさんは基本的に個人宛にファンサはしない。皆に平等。世界平和。
*4:この時点ですでに2018年は17シウミン獲得しているのである。（1年間で17回現場に行っている）今思うとなんて贅沢なんだ。こんなに日本に来てくれてありがとうEXO。
*5:シウミンさんは初めての一人暮らし生活を公開し、マイホームにEXOメンバーを呼んでホームパーティーをしたり、幼馴染（一般人）と一緒に旅行をしたりしていた。とても良い番組だった。
